軟部外科

SOFT SURGERY

軟部外科の概要

整形外科・神経外科・脳外科・歯科で取り扱う骨・神経歯科・脳・歯以外の臓器に対して外科的に対応するのが軟部外科です。消化器・呼吸器・循環器・泌尿器などの診療科において内科対応で改善が厳しい場合または外科対応以外に改善策がない場合に軟部外科の出番となります。軟部外科は骨折などの整形外科と異なり、多くの場合で診察の上で獣医師が手術が必要と判断した場合に手術の必要性を説明させていただき(インフォームド・コンセント)、飼主様に最終判断を仰ぎます。状況によっては一刻の猶予もない場合もございます。少しでも飼い主様ご家族の最終判断に時間的余裕を作り出すためにも体調が優れない場合は早めに受診していただくことをお勧め致します。

当院での取り組み

軟部外科では整形外科や神経外科と異なり、特殊な器具・機材がなくても比較的多くの手術に対応できます。当院では積極的に外部の外科セミナーに参加し技術の習得・アップデートに励んでおります。特に院長は開業前に外科症例の多い病院で長期間勤務していたこともあり、当院でも必要に応じて積極的に外科対応について提案させていただいております。また近隣動物病院で対応できない手術について紹介を受け付けたり、かかりつけ病院で手術を断られて飼主様ご自身で当院を調べて受診される方も多いのが特徴です。

軟部外科症例は非常に多岐にわたっており、当院での手術件数として非常に多い去勢手術・避妊手術・胃・腸・膀胱・耳の手術、特殊な器具・機材が必要な腹腔鏡手術・胸腔鏡手術・心臓・副腎など基本的に2次診療施設や大学病院での対応が必要な手術までございます。当院では1次診療施設で遭遇する外科手術に大部分は対応できますが、特殊器具・機材が必要で当院にて対応できない軟部外科手術につきましてはどうぶつの総合病院・日本小動物医療センター・麻布大学・日本大学・東京大学などの2次診療施設・大学病院をご紹介させていただく場合もございます。